入浴の仕方あれこれ ~意外と大事な入浴するタイミング~

最近、寝つきが悪いと感じていませんか?生活面において思い当たるふしが無くても、意外と忘れがちなのが"入浴するタイミング"です。


人には外環境の影響を受けやすい「皮膚温」とは別に、「深部体温」という脳や臓器など体の内部の温度があります。「皮膚温」が高く、「深部体温」が低くなっている状態がぐっすり眠れる理想の状態となります。

その為には、入浴は就寝する1~2時間前に済ませておきましょう。入浴によって皮膚の血流をアップさせ、入浴後に熱を放散させて深部体温を下げることで、夜はぐっすり寝ることができるのです。よく赤ちゃんの手が温かくなるのは眠いサインといわれますが、それは手足の甲が熱放散の重要な部分であり、そこから熱を逃がしているからです。また、冷え症の人が不眠になりやすいのは、手足から熱が放出されにくいために深部体温が下がらないからです。

入浴後、就寝までに時間をかけるとその分熱放散がスムーズにいかなくなり、深部体温が下がりにくくなる為、寝つきが悪くなります。入浴後はあまり夜更かしせずに就寝することを心掛けましょう。