プラセンタ製品を飲むと疲れやすくなる?倦怠感が出た時の対処
はじめに
プラセンタサプリを飲んでいる方の中には、「なんだか疲れやすくなった気がする」「倦怠感を感じるようになった」という声を耳にすることがあります。美容や健康のために続けているサプリメントで、かえって体調が悪くなったように感じると不安になりますよね。
今回は、プラセンタサプリと疲れやすさ・倦怠感の関係について、科学的な視点から詳しくご紹介します。もし倦怠感を感じた場合の対処法についても解説しますので、安心してサプリメントを活用していただけるようお手伝いいたします。

疲れやすさ・倦怠感の原因について
疲労と倦怠感とは
疲労
- 体や脳を使った後に感じる「疲れ」
- 通常は休息をとることで回復する
- 身体的疲労と精神的疲労がある
倦怠感
- 全身の「だるさ」「やる気が出ない」という感覚
- 休んでも改善しない場合もある
- 様々な原因が考えられる
疲れやすさ・倦怠感の主な原因
疲れやすさや倦怠感は、様々な要因が複合的に関わって起こります。
生活習慣の問題
- 睡眠不足、睡眠の質の低下
- 過労、ストレス過多
- 運動不足または過度な運動
- 不規則な生活リズム
- 栄養バランスの乱れ
体調や疾患
- 風邪などの感染症
- 貧血
- 甲状腺機能の異常
- 糖尿病
- うつ病などの精神疾患
- 慢性疲労症候群
- その他の病気
環境要因
- 季節の変わり目
- 気温や湿度の変化
- 気圧の変動
- 生活環境の変化
ホルモンバランス
- 月経周期による変動
- 更年期
- 妊娠・出産
薬の副作用
- 特定の医薬品による副作用
- 複数の薬を服用している場合の相互作用

プラセンタサプリと疲れやすさの関係
直接的な因果関係は確認されていない
結論から申し上げると、プラセンタサプリを飲むことで直接的に疲れやすくなる、倦怠感が出るという科学的な根拠は、現時点では確認されていません。
プラセンタには以下のような栄養成分が含まれており、これらは体の健康維持に役立つものです:
主な栄養素
- アミノ酸:タンパク質を構成する成分
- ビタミン類:ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなど
- ミネラル:亜鉛、鉄など
- 核酸:DNA、RNAなどの成分
これらの成分が直接的に疲労や倦怠感を引き起こすとは考えにくいです。
倦怠感を感じる場合に考えられる要因
もしプラセンタサプリを飲み始めてから倦怠感を感じる場合、以下のような要因が関係している可能性があります。
時期的な偶然の一致
- サプリメントを飲み始めた時期と、体調が変化した時期がたまたま重なった
- 季節の変わり目と重なった
- 仕事や生活環境の変化と重なった
体調の変化
- 風邪や体調不良の初期症状
- 睡眠不足や過労の蓄積
- ストレスの増加
- ホルモンバランスの変動
好転反応(瞑眩反応)について
- 一部では「好転反応」として一時的な倦怠感が起こると言われることがあります
- しかし、これは科学的に明確に証明されたものではありません
- 単なる体調不良との区別が困難です
アレルギー反応の可能性
- 非常に稀ですが、プラセンタの原材料にアレルギー反応が出る場合があります
- 倦怠感のほか、発疹、かゆみ、呼吸困難などの症状を伴う場合は要注意
他のサプリメントや薬との相互作用
- 複数のサプリメントを併用している場合
- 新しい薬を処方された場合
- 相互作用により体調に変化が出る可能性
製品の品質問題
- 粗悪な製品の場合、不純物が含まれている可能性
- 保存状態が悪く、変質している可能性
心理的な要因
- 「何か変化があるかもしれない」という不安
- 過度な期待による心理的な反応
- プラシーボ効果の逆パターン(ノセボ効果)

倦怠感が出た時の対処法
プラセンタサプリを飲んで倦怠感を感じた場合は、以下のような対処法を試してみましょう。
まずは使用を中止
一時的に中止する
- 倦怠感を感じたら、まずサプリメントの使用を中止
- 数日から1週間程度様子を見る
- 症状が改善するか観察する
記録をつける
- いつから倦怠感を感じ始めたか
- サプリメントを飲み始めた時期
- 他に体調の変化はないか
- 生活環境に変化はなかったか
生活習慣を見直す
サプリメントを中止した上で、以下の点を見直してみましょう。
睡眠の質と量
- 7〜8時間の睡眠を確保
- 就寝時間と起床時間を一定に
- 寝室環境を整える(温度、湿度、光、音)
- 就寝前のスマートフォン使用を控える
バランスの取れた食事
サプリメントはあくまでも食事の補助です。基本は、主食・主菜・副菜を基本としたバランスの良い食事を心がけましょう。
疲労回復に関わる栄養素を含む食品例:
- ビタミンB群: 豚肉、レバー、玄米、納豆(エネルギー代謝に関与)
- 鉄分: レバー、赤身肉、ほうれん草(貧血予防に)
- タンパク質: 肉、魚、卵、大豆製品(体の材料)
- ビタミンC: 果物、野菜(抗酸化作用)
- マグネシウム: ナッツ類、海藻類(エネルギー代謝に関与)
適度な運動
- 軽いウォーキングやストレッチ
- 激しい運動は避ける
- 無理のない範囲で体を動かす
- 血行促進により疲労回復を促す
ストレス管理
- リラックスできる時間を作る
- 趣味や楽しみを持つ
- 深呼吸や瞑想を取り入れる
- 人との会話やコミュニケーション
水分補給
- 1日1.5〜2リットルを目安に
- こまめに水分を摂る
- カフェインの摂りすぎに注意
医療機関を受診する
以下の場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
すぐに受診すべき症状
- 倦怠感が強く、日常生活に支障をきたす
- 倦怠感以外の症状(発熱、発疹、呼吸困難など)を伴う
- 1〜2週間経っても改善しない
- どんどん悪化している
受診時に伝えること
- いつから倦怠感があるか
- プラセンタサプリを飲んでいること
- 飲み始めた時期と製品名
- 他に飲んでいるサプリメントや薬
- 生活環境の変化

安全にプラセンタサプリを続けるために
製品選びのポイント
品質の確認
- GMP認定工場で製造された製品
- 原材料の由来が明確
- 第三者機関による検査の有無
- トレーサビリティがしっかりしている
信頼できるメーカー
- 実績のあるメーカーの製品を選ぶ
- 問い合わせ先が明確
- 口コミや評判も参考に
- あまりに安価な製品は避ける
成分表示の確認
- プラセンタエキスの含有量
- その他の配合成分
- アレルギー物質の有無
- 添加物の種類と量
適切な使用方法
摂取目安量を守る
- 製品に記載されている1日の摂取目安量を守る
- 「多く飲めば効果が高まる」わけではない
- 少量から始めて様子を見る
体調の良い時に始める
- 風邪気味や疲れている時は避ける
- 体調が安定している時期に開始
- 生活環境が変わる時期は避ける
他のサプリメントとの併用に注意
- 複数のサプリメントを同時に飲み始めない
- 既に飲んでいるサプリメントがある場合は、成分が重複していないか確認
- 心配な場合は薬剤師に相談
医薬品を服用中の方
- 必ず医師や薬剤師に相談してから始める
- 相互作用の可能性を確認
- 定期的に医師に報告
継続的な観察
体調の変化に注意
- 日々の体調を記録する
- 変化があれば記録しておく
- 良い変化も悪い変化も客観的に
定期的な見直し
- 数ヶ月に一度、続ける意義を見直す
- 体調に問題がないか確認
- 必要に応じて製品や飲み方を変更
無理に続けない
- 体に合わないと感じたら無理に続けない
- 他の方法を検討する
- 休止期間を設けるのも一つの方法
よくある質問と回答
Q1: プラセンタサプリを飲んで疲れやすくなることはありますか?
A: プラセンタサプリが直接的に疲労や倦怠感を引き起こすという科学的根拠は確認されていません。倦怠感を感じた場合は、他の要因(生活習慣、体調、環境変化など)が関係している可能性があります。
Q2: 「好転反応」という言葉を聞きましたが、本当にありますか?
A: 「好転反応」は科学的に明確に証明されたものではありません。体調不良を感じた場合は、好転反応と決めつけず、まず使用を中止して医師に相談することをおすすめします。
Q3: 倦怠感が出たらすぐに病院に行くべきですか?
A: まずサプリメントの使用を中止して数日様子を見てください。改善しない場合や症状が強い場合、他の症状を伴う場合は医療機関を受診してください。
Q4: どのくらいの期間様子を見れば良いですか?
A: サプリメントを中止してから1〜2週間程度様子を見ることが一般的です。ただし、症状が強い場合や悪化する場合は、すぐに医療機関を受診してください。
Q5: 倦怠感が治まったら、また飲み始めても良いですか?
A: サプリメントを中止して倦怠感が改善した場合、再開には慎重になるべきです。医師や薬剤師に相談してから判断することをおすすめします。別の製品を試すことも検討してください。
Q6: プラセンタの種類(豚・馬・羊など)によって倦怠感の出やすさは違いますか?
A: 現時点では、プラセンタの種類によって倦怠感の出やすさが変わるという科学的な根拠はありません。ただし、アレルギー体質の方は、特定の動物由来のものに反応する可能性があります。
Q7: 他のサプリメントに変えた方が良いですか?
A: プラセンタサプリで倦怠感を感じた場合、無理に続ける必要はありません。ただし、別のサプリメントに変える前に、まず生活習慣を見直し、必要であれば医師に相談してください。

まとめ
プラセンタサプリと疲れやすさ・倦怠感の関係について、正しい知識を持って対処することが大切です。
この記事のポイント:
- プラセンタサプリが直接的に倦怠感を引き起こすという科学的根拠はない
- 倦怠感を感じた場合は、他の要因(生活習慣、体調、環境など)を考える
- まずサプリメントの使用を中止し、様子を見る
- 生活習慣を見直し、睡眠、食事、運動、ストレス管理を改善
- 症状が改善しない場合や強い場合は、医療機関を受診
- 「好転反応」と決めつけず、体調不良は適切に対処する
- 品質の良い製品を選び、適切な量を守る
プラセンタサプリは、毎日の栄養補給をサポートする食品です。しかし、体に合わない場合や体調に変化を感じた場合は、無理に続けず適切に対処することが大切です。健康的な生活習慣を基本としながら、サプリメントを上手に活用してください。

