プラセンタで更年期症状を和らげよう!~プラセンタ療法のメリットと注意点~
更年期障害に悩む女性は多いですが、プラセンタ療法で症状を和らげることができるって知っていましたか?この記事では、プラセンタ療法のメリットと注意点について詳しく解説します。
更年期障害とは?
更年期障害とは、閉経前後の約10年間に起こる様々な症状のことです。この時期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少するため、身体的・精神的なバランスが崩れやすくなります。主な症状は以下の通りです。
- ほてり、のぼせ、発汗などの血管運動神経症状
- 不眠、イライラ、憂うつなどの精神神経症状
- 疲労感、頭痛、めまい、関節痛などの身体症状
プラセンタ療法とは?
プラセンタとは胎盤のことで、胎児に栄養を与え、成長を促進する働きがあります。このプラセンタから抽出したエキスを注射することで、更年期症状を和らげる効果が期待できるのです。
プラセンタエキスには、以下のような作用があると考えられています。
- ホルモンバランスを整える
- 自律神経の乱れを改善する
- 新陳代謝を高める
- 疲労回復を促す
こうした働きにより、プラセンタ療法は更年期障害の諸症状に効果を発揮すると言われているのです。
プラセンタ療法の種類と注意点
プラセンタ療法には、注射とサプリメントの2種類があります。
注射は、「メルスモン」と呼ばれる医療用プラセンタ製剤を用います。これは、ヒト胎盤から抽出したエキスを含む注射薬で、医療機関で処方してもらう必要があります。45歳から59歳の更年期障害の女性は、保険適用で受けられることも魅力です。ただし、プラセンタ注射を打つと献血ができなくなるので注意が必要です。
一方、サプリメントは注射ほどの即効性はありませんが、手軽に続けられるのがメリットです。しかし、品質の良し悪しがあるので、JHFAの認定マークがある製品を選ぶことが大切ですよ。
プラセンタ療法は万能ではない
プラセンタ療法は更年期障害に効果が期待できる一方で、万能ではありません。更年期障害は心身のバランスが崩れることで起こるため、生活習慣の改善も大切です。
- バランスのとれた食事を心がける
- 適度な運動を取り入れる
- 十分な睡眠をとる
- ストレスをためすぎない
こうした生活習慣を見直しながら、プラセンタ療法を取り入れることが症状の改善につながります。また、重度の更年期障害の場合は、婦人科や心療内科など、複数の診療科で総合的なケアを受けることも大切です。
プラセンタ療法は、更年期障害の症状を和らげるのに効果的な方法と言えますね。注射とサプリメント、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った方法を選んでみてください。ただし、プラセンタ療法は医療行為なので、必ず医師に相談してから始めるようにしましょう。