プラセンタ製品を飲むと便秘になりやすい?お通じへの影響

はじめに

プラセンタサプリを飲んでいる方の中には、「便秘になった気がする」「逆にお通じが良くなった」など、お通じに関する変化を感じる方がいらっしゃるようです。美容や健康のために続けているサプリメントで、お通じに変化があると気になりますよね。

今回は、プラセンタサプリと便秘・お通じの関係について、科学的な視点から詳しくご紹介します。正しい知識を持って、安心してサプリメントを活用していただけるようお手伝いいたします。

 

便秘とお通じの基礎知識

便秘とは

便秘とは、排便の回数が減少したり、排便が困難になったりする状態のことです。

便秘の一般的な定義

  • 排便回数が週3回未満
  • 排便時に強くいきむ必要がある
  • 便が硬い
  • 残便感がある
  • お腹の張りや不快感がある

便秘のタイプ

弛緩性便秘

  • 腸の動きが弱くなることで起こる
  • 最も多いタイプ
  • 運動不足、水分不足、食物繊維不足が原因

痙攣性便秘

  • ストレスなどで腸が過度に緊張して起こる
  • 下痢と便秘を繰り返すこともある
  • 過敏性腸症候群に多い

直腸性便秘

  • 便意を我慢し続けることで起こる
  • 直腸の感覚が鈍くなる
  • 排便反射が弱まる

お通じに影響を与える要因

お通じは様々な要因によって変化します。

食生活

  • 食物繊維の摂取量
  • 水分摂取量
  • 食事の量やバランス
  • 発酵食品の摂取

生活習慣

  • 運動習慣
  • 睡眠の質と量
  • 規則正しい生活リズム
  • トイレに行くタイミング

ストレス

  • 精神的ストレス
  • 生活環境の変化
  • 緊張や不安

ホルモンバランス

  • 月経周期による変動
  • 妊娠
  • 更年期
  • 甲状腺機能の異常

疾患や薬の影響

  • 腸の疾患
  • 糖尿病などの基礎疾患
  • 薬の副作用
  • 加齢による腸の機能低下

 

プラセンタサプリと便秘の関係

直接的な因果関係は確認されていない

結論から申し上げると、プラセンタサプリを飲むことで直接的に便秘になる、またはお通じが良くなるという科学的な根拠は、現時点では確認されていません。

プラセンタには以下のような栄養成分が含まれていますが、これらが直接的に腸の働きに影響を与えるとは考えにくいです:

主な栄養素

  • アミノ酸:タンパク質を構成する成分
  • ビタミン類:ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなど
  • ミネラル:亜鉛、鉄など
  • 核酸:DNA、RNAなどの成分

お通じの変化を感じる場合に考えられる要因

もしプラセンタサプリを飲み始めてからお通じに変化を感じる場合、以下のような要因が関係している可能性があります。

便秘になったと感じる場合

生活習慣の変化

  • サプリメントを飲み始めた時期と、生活リズムが変わった時期が重なった
  • 仕事や生活環境の変化
  • ストレスの増加
  • 運動量の減少

食生活の変化

  • 食事の内容や量が変わった
  • 水分摂取量が減った
  • 食物繊維の摂取量が減った
  • サプリメントを意識するあまり、食事量が減った

時期的な要因

  • 季節の変わり目
  • 月経周期による影響
  • 旅行や環境の変化
  • 気温や湿度の変化

心理的な影響

  • サプリメントへの不安や期待
  • 体の変化への過度な注目
  • ストレスの増加

製品に含まれる他の成分

  • プラセンタ以外の配合成分
  • カプセルや錠剤の材料
  • 添加物や賦形剤

お通じが良くなったと感じる場合

健康意識の向上

  • サプリメントを飲み始めたことで、健康全般に気を配るようになった
  • 水分摂取が増えた
  • 食生活を見直した
  • 運動を始めた

生活リズムの改善

  • 規則正しい生活を心がけるようになった
  • 睡眠時間が増えた
  • ストレスが軽減された

体調全体の変化

  • 栄養補給により体調が整った
  • 疲労が軽減された
  • 自律神経のバランスが整った

偶然の一致

  • サプリメントを飲み始めた時期と、お通じが改善した時期がたまたま重なった

 

便秘が気になる場合の対処法

プラセンタサプリを飲んで便秘が気になる場合は、以下のような対処法を試してみましょう。

生活習慣の見直し

十分な水分補給

便秘解消の基本は、十分な水分摂取です。

  • 1日1.5〜2リットルを目安に
  • こまめに少しずつ飲む
  • 起床時にコップ1杯の水を飲む
  • 冷たすぎる水は避ける(常温または白湯がおすすめ)

食物繊維を積極的に摂る

サプリメントはあくまでも食事の補助です。基本は、主食・主菜・副菜を基本としたバランスの良い食事を心がけましょう。

食物繊維の種類と食品例:

水溶性食物繊維(便を柔らかくする)

  • 果物(りんご、バナナなど)
  • 海藻類(わかめ、昆布など)
  • 大麦、オーツ麦
  • こんにゃく

不溶性食物繊維(便のかさを増やす)

  • 野菜(ごぼう、ブロッコリーなど)
  • きのこ類
  • 豆類
  • 玄米、全粒粉

両方をバランス良く摂ることが大切です。

発酵食品を取り入れる

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • 味噌
  • キムチ
  • ぬか漬け

これらは腸内環境を整えるのに役立ちます。

規則正しい食事時間

  • 3食を決まった時間に
  • 朝食を抜かない
  • ゆっくりよく噛んで食べる

適度な運動習慣

運動は腸の動きを活発にします。

  • ウォーキング(1日20〜30分)
  • ストレッチ
  • 腹筋運動
  • ヨガ
  • 軽いジョギング

無理のない範囲で続けることが大切です。

質の良い睡眠

  • 7〜8時間の睡眠を確保
  • 規則正しい睡眠リズムを保つ
  • 就寝前のリラックスタイム
  • 寝室環境を整える

ストレス管理

  • リラックスできる時間を作る
  • 趣味や楽しみを持つ
  • 深呼吸や瞑想
  • 適度な運動

トイレ習慣の見直し

  • 便意を我慢しない
  • 朝、トイレに座る習慣をつける
  • ゆっくり時間をかける
  • リラックスできる環境を作る

サプリメントの使用を見直す

一時的に中止してみる

  • 便秘が気になる場合は、一度サプリメントを中止
  • 1〜2週間程度様子を見る
  • お通じが改善するか観察する

飲むタイミングを変える

  • 朝から夜に変更
  • 食前から食後に変更
  • 自分に合ったタイミングを見つける

水分を多めに摂る

  • サプリメントを飲む時は、コップ1杯以上の水で
  • 日中もこまめに水分補給

製品を変更する

  • 別のメーカーの製品を試してみる
  • 形状(カプセル、タブレット、ドリンク)を変える
  • 配合成分が異なる製品を検討

医療機関を受診する

以下の場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

すぐに受診すべき症状

  • 1週間以上排便がない
  • 強い腹痛がある
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 血便が出る
  • 急激な体重減少
  • 発熱がある

受診を検討すべき場合

  • 便秘が2週間以上続いている
  • 市販の便秘薬を使っても改善しない
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 日常生活に支障をきたしている

受診時に伝えること

  • いつから便秘になったか
  • プラセンタサプリを飲んでいること
  • 飲み始めた時期と製品名
  • 他に飲んでいるサプリメントや薬
  • 生活習慣の変化

 

快適なお通じのための総合的なケア

腸内環境を整える食生活

朝食をしっかり食べる

  • 朝食を摂ると、腸が刺激されて排便反射が起こりやすい
  • 温かいものを摂ると効果的
  • 余裕を持って食事の時間を取る

食事のバランス

  • 主食、主菜、副菜をバランス良く
  • 野菜は1日350g以上が目安
  • 色々な種類の食品を摂る
  • 極端なダイエットは避ける

油分も適度に

  • 良質な油(オリーブオイル、亜麻仁油など)
  • 適度な油分は便の滑りを良くする
  • 摂りすぎには注意

避けた方が良いもの

  • アルコールの過剰摂取
  • カフェインの摂りすぎ
  • 刺激物の摂りすぎ

生活リズムを整える

朝の習慣作り

  1. 決まった時間に起床
  2. コップ1杯の水を飲む
  3. 朝食をしっかり食べる
  4. トイレに座る時間を作る

規則正しい生活

  • 起床時間と就寝時間を一定に
  • 食事時間も規則正しく
  • 適度な運動を習慣化
  • ストレスをためない工夫

腸を刺激するマッサージ

の字マッサージ

  1. 仰向けに寝る
  2. おへそを中心に時計回りに円を描く
  3. 優しく10〜20回程度
  4. 腸の動きに沿ってマッサージ

効果的なタイミング

  • 起床時
  • 就寝前
  • 入浴後

市販の便秘薬について

注意点

  • 安易に常用しない
  • 医師や薬剤師に相談してから使用
  • 用法用量を守る
  • 長期使用は腸の働きを弱める可能性

 

プラセンタサプリを安全に続けるために

製品選びのポイント

品質の確認

  • GMP認定工場で製造された製品
  • 原材料の由来が明確
  • 成分表示がしっかりしている
  • 信頼できるメーカーの製品

配合成分の確認

  • プラセンタ以外に何が含まれているか
  • 添加物や賦形剤の種類
  • アレルギー物質の有無

適切な使用方法

摂取目安量を守る

  • 製品に記載されている1日の摂取目安量を守る
  • 多く飲んでも効果が高まるわけではない

十分な水分と一緒に

  • サプリメントを飲む時は、十分な水で
  • 水分補給を意識する

体調の変化を観察

  • お通じの状態を含めて体調に注意
  • 変化があれば記録する
  • 気になることがあれば医師や薬剤師に相談

医師や専門家への相談

以下の場合は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします:

  • 慢性的な便秘がある
  • 便秘薬を常用している
  • 腸の疾患がある、治療中である
  • 持病がある、薬を服用中
  • 妊娠中・授乳中

 

 

よくある質問と回答

Q1: プラセンタサプリを飲むと便秘になりますか?

A: プラセンタサプリが直接的に便秘を引き起こすという科学的根拠は確認されていません。便秘になった場合は、水分不足、食物繊維不足、運動不足、ストレスなど他の要因が関係している可能性があります。

Q2: 便秘になったらすぐにサプリメントをやめるべきですか?

A: まず生活習慣(水分、食物繊維、運動など)を見直してみてください。改善しない場合は、一時的にサプリメントを中止して様子を見るか、医師に相談することをおすすめします。

Q3: プラセンタサプリで便秘が解消されることはありますか?

A: プラセンタサプリは食品であり、便秘解消を目的とするものではありません。お通じが良くなったと感じる場合は、サプリメントを飲み始めたことで健康意識が高まり、生活習慣が改善された可能性があります。

Q4: 便秘薬とプラセンタサプリを併用しても大丈夫ですか?

A: 基本的には問題ありませんが、念のため医師や薬剤師に相談してから併用することをおすすめします。また、便秘薬の常用は避け、生活習慣の改善を基本としてください。

Q5: どのくらいの期間様子を見れば良いですか?

A: サプリメントを中止してから1〜2週間程度様子を見てください。同時に、水分摂取や食物繊維の摂取など、生活習慣の改善も行いましょう。改善しない場合は医療機関を受診してください。

Q6: プラセンタサプリを飲みながら便秘を予防する方法はありますか?

A: 十分な水分補給(1日1.5〜2リットル)、食物繊維の摂取、適度な運動、規則正しい生活リズムなど、便秘予防の基本的な生活習慣を心がけてください。サプリメントを飲む時も、十分な水で飲みましょう。

Q7: 妊娠中の便秘とプラセンタサプリは関係ありますか?

A: 妊娠中の便秘は、ホルモンバランスの変化や子宮の圧迫などが主な原因です。妊娠中にサプリメントを飲む場合は、必ず医師に相談してください。

 

まとめ

プラセンタサプリと便秘・お通じの関係について、正しい知識を持って活用することが大切です。

この記事のポイント:

  1. プラセンタサプリが直接的に便秘を引き起こすという科学的根拠はない
  2. お通じの変化は、生活習慣、食生活、ストレスなど複合的な要因が関係
  3. 便秘予防の基本は、水分補給、食物繊維摂取、適度な運動、規則正しい生活
  4. 便秘が気になる場合は、まず生活習慣を見直す
  5. サプリメントは食事の補助として活用し、基本はバランスの良い食事
  6. 便秘が続く場合や強い症状がある場合は、医療機関を受診
  7. 体調の変化に注意し、気になることがあれば医師に相談

プラセンタサプリは、毎日の栄養補給をサポートする食品です。快適なお通じのためには、十分な水分補給、食物繊維を含むバランスの取れた食事、適度な運動、規則正しい生活リズムなど、総合的な健康管理が基本です。その一環としてサプリメントを上手に活用してください。