プラセンタの歴史をたどる!古代から現代まで受け継がれてきた知恵

INGREDIENT

A LONG HISTORY はじめに

 

プラセンタと聞くと、近年注目されるようになった成分というイメージを持たれるかもしれません。けれども実は、胎盤が人々の関心を集めてきた歴史は、驚くほど古いのです。古代の文明から現代まで、時代や地域を超えて、さまざまな形で語られてきました。

もちろん、古い時代の記録には、現代の科学的な裏づけがないものも多く含まれます。当時の人々が何を期待していたかと、現代の私たちがどう捉えるべきかは、分けて考える必要があります。それでも、なぜ胎盤がこれほど長く人々の関心を引いてきたのかをたどることは、この成分を理解するうえで興味深い視点を与えてくれます。

この記事では、古代から続くプラセンタの記録、日本での歩み、そして現代における位置づけについてご紹介します。歴史をたどる読み物として、楽しんでいただければ幸いです。

CHAPTER 01 — ANCIENT RECORDS 古代から残る記録

 

 

胎盤に関する記録は、古代文明の時代にまでさかのぼるといわれています。地域も時代も異なる場所で、それぞれに胎盤が語られてきました。

古代エジプトの記録

 

古代エジプトでは、パピルスに記された医学文書のなかに、胎盤に関する記述があると伝えられています。当時の権力者や富裕層が、美容や健康のために用いていたという説も語られてきました。ただし、これらは後世に伝えられた逸話も含まれており、史実としてどこまで確かかは慎重に見る必要があります。

古代中国の伝統医学

 

中国では、古くから胎盤が「紫河車(しかしゃ)」と呼ばれ、伝統医学の書物に記載されてきたと伝えられています。明の時代に李時珍がまとめた『本草綱目』にも、その記述があるとされています。中国の伝統医学は長い歴史のなかで体系化されてきたものですが、現代の医学とは前提となる考え方が異なる点は押さえておきたいところです。

胎盤は、時代や地域を超えて人々の関心を集めてきた。ただし、当時の期待と現代の理解は分けて考えたい。

ヨーロッパでの関心

 

ヨーロッパでも、胎盤への関心は古くから存在したと伝えられています。医学の父と呼ばれる古代ギリシャのヒポクラテスが胎盤に言及したという説や、中世以降の医学書に記述が見られるという話も語られてきました。20世紀に入ると、ヨーロッパやロシアで研究が進められたとされています。

記録をどう受け止めるか

 

これらの記録が示しているのは、「胎盤が古くから人々の関心を集めてきた」という事実です。一方で、古い時代の記述が、現代における効果を裏づけるものではないことも、あわせて理解しておく必要があります。「昔から使われてきたから効く」という考え方は、成り立たないのです。歴史は歴史として楽しみ、現代の判断は現代の基準で行うことが大切です。

CHAPTER 02 — IN JAPAN 日本での歩み

 

 

日本でも、胎盤は古くから知られていました。そして近代以降、医薬品としての開発と、食品としての広まりという、2つの道をたどることになります。

江戸時代の記録

 

日本では江戸時代に、中国の伝統医学の影響を受けて、胎盤を用いた製剤が知られていたと伝えられています。「混元丹(こんげんたん)」と呼ばれるものがあったという記録も残されているとされます。当時の人々にとっても、貴重なものとして扱われていたようです。

医薬品としての開発

 

日本で大きな転機となったのは、20世紀に入ってからです。ヒト由来のプラセンタを用いた注射剤が開発され、医薬品として承認されました。これらは現在も、医師の管理のもとで、定められた目的のために使用されています。医薬品としてのプラセンタは、国の審査を経て承認された、明確な位置づけを持つものです。

食品としての広まり

 

一方、動物由来のプラセンタを用いたサプリメントや化粧品は、食品・化粧品として広まっていきました。豚を原料とするものが国内では一般的で、近年は馬や羊を原料とするものも見られるようになっています。こうした製品は、あくまで食品や化粧品であり、医薬品とは異なる位置づけです。

AS MEDICINE
医薬品としての道
ヒト由来のプラセンタ注射剤。国の審査を経て承認され、医師の管理のもとで定められた目的に使用されます。
AS FOOD
食品としての道
動物由来のサプリメント。食品として、毎日の食事を補う栄養補給を目的とするもの。医薬品とは別のものです。

CHAPTER 03 — AROUND THE WORLD 世界での扱われ方

 

 

プラセンタの扱われ方は、国や地域によって異なります。文化的な背景や、法規制の違いが反映されているためです。

  • 日本医薬品としての注射剤と、食品・化粧品としての製品が、それぞれ別の枠組みで存在しています。食品としてのプラセンタサプリメントは、比較的広く流通しています。
  • 欧米羊プラセンタが古くから利用されてきた地域があります。スイスやドイツなどでは、美容分野での活用が語られてきました。ただし、国によって規制や扱いは異なります。
  • 中国・東アジア伝統医学の流れのなかで、胎盤が長く知られてきた地域です。ただし現代では、各国の法規制に基づいた扱いがなされています。
  • 規制は国によって異なるプラセンタを含む製品の扱いは、国ごとの法律によって定められています。ある国で流通しているものが、別の国では扱いが異なるということもあります。海外から個人輸入する場合などは、とくに注意が必要です。

羊プラセンタと欧米の文化

 

羊プラセンタは、羊の飼育が盛んな地域で古くから利用されてきたとされています。羊のアミノ酸構成が人が必要とするアミノ酸構成に近いとされる点も、注目されてきた背景のひとつです。ニュージーランドやオーストラリアなど、自然豊かな環境で羊が育てられている国の原料が、現在も用いられています。

CHAPTER 04 — TODAY'S PERSPECTIVE 現代の私たちは、どう捉えるべき?

 

 

長い歴史をたどってきましたが、最後に、現代を生きる私たちがプラセンタをどう捉えるべきかを整理しておきましょう。

「歴史がある=効果がある」ではない

 

古くから使われてきたという事実は、興味深い歴史ですが、現代における効果を保証するものではありません。過去には、現代の科学では否定されている考え方に基づいて用いられていたものも数多くあります。歴史は歴史として味わい、製品の判断は現代の基準で行うこと。これが、情報と上手に付き合う姿勢です。

食品としてのプラセンタの位置づけ

 

現在、私たちが手にするプラセンタのサプリメントは、食品です。医薬品ではないため、「飲めば健康になる」「病気が治る」といった効果を保証するものではありません。含まれるアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分によって、毎日の食事を補う栄養補給の選択肢のひとつになる──それが、現代における正確な位置づけです。

医薬品と食品は、はっきり区別する

 

歴史をたどると、プラセンタが医薬品としても食品としても語られてきたことがわかります。だからこそ、現代では両者をはっきり区別することが大切です。医療機関で用いられる注射剤はヒト由来の医薬品で、医師の管理のもとで使用されるもの。サプリメントは動物由来の食品で、栄養補給を目的とするもの。この2つを混同しないようにしましょう。

主役は、毎日の暮らし

 

長い歴史を持つ成分だからこそ、期待が大きくなりがちです。けれども、健やかな毎日を支える主役は、いつの時代も変わりません。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠。サプリメントは、その土台を補う存在です。古代の人々も、結局のところ、日々の暮らしを大切にしていたのではないでしょうか。

歴史から学べること

1)胎盤は古代から世界各地で関心を集めてきた、長い歴史を持つ素材です。2)ただし「歴史がある=効果がある」ではありません。現代の判断は現代の基準で。3)日本では、医薬品としての注射剤と、食品としてのサプリメントが別の道を歩んできました。この2つは明確に別のものです。4)現代におけるサプリメントの位置づけは、毎日の食事を補う栄養補給。主役はいつも、日々の暮らしです。

Q & A プラセンタの歴史に関するQ&A

 

 

Q. 昔から使われてきたということは、効果があるということですか?

いいえ、そうとは限りません。古くから使われてきたという歴史は興味深いものですが、現代における効果を裏づけるものではありません。過去には、現代の科学では否定されている考え方に基づいて用いられていたものも数多くあります。プラセンタのサプリメントは食品であり、特定の効果を保証するものではないことを、正しく理解しておきましょう。

 

 

Q. 「紫河車」とは何ですか?

中国の伝統医学において、胎盤を指す言葉として用いられてきたと伝えられています。明の時代の『本草綱目』にも記述があるとされています。ただし、中国の伝統医学は現代の医学とは前提となる考え方が異なるため、そこでの記述を現代の効果の根拠とすることはできません。歴史的な記録として捉えるのが適切です。

 

 

Q. なぜ羊プラセンタは欧米で使われてきたのですか?

羊の飼育が盛んな地域で、古くから利用されてきたという背景があるとされています。また、羊のアミノ酸構成が人が必要とするアミノ酸構成に近いとされる点も、注目されてきた理由のひとつです。現在も、ニュージーランドやオーストラリアなど、自然豊かな環境で羊が育てられている国の原料が用いられています。

 

 

Q. 医薬品の注射と、サプリメントは同じ歴史の延長ですか?

歴史をたどると両者は関連していますが、現代では明確に別のものです。医療機関で用いられるプラセンタ注射剤はヒト由来で、国の審査を経て医薬品として承認され、医師の管理のもとで使用されます。一方、サプリメントは動物由来の食品で、栄養補給を目的とするものです。サプリメントに医薬品のような効果を期待することはできません。

 

 

Q. 海外のプラセンタ製品を個人輸入しても大丈夫ですか?

プラセンタを含む製品の扱いは、国ごとの法律によって定められており、日本で認められていない成分が含まれている場合もあります。また、品質や安全性が確認できないケースもあります。個人輸入には慎重な判断が必要です。健康食品を選ぶ際は、国内で適切に流通している、情報が明示された製品を選ぶことをおすすめします。

FOR YOUR DAILY CARE 毎日の栄養補給にCELL CELLAR PREMIUM

 

 

毎日の食事に加えて、手軽に栄養補給を始めてみたいという方には、CELL CELLAR PREMIUM(セルセラ プレミアム)がおすすめです。ニュージーランド産の羊プラセンタを使用し、体づくりの材料となるアミノ酸やビタミンB1、ビタミンB2、亜鉛酵母をバランスよく配合しています。

羊のアミノ酸構成は人が必要とするアミノ酸構成に近いとされており、ニュージーランドの自然豊かな環境で育てられた羊の原料を、NZ食品安全局の認可を受けた工場で丁寧に加工しています。原料の品質と安全性にこだわって作られた、毎日続けたい方のためのプラセンタです。

1日の目安量を、お好みのタイミングで水またはぬるま湯とともにお召し上がりください。なお、本品は大人向けの食品です。お子さま、妊娠中・授乳中の方はお控えください。持病のある方、お薬を服用中の方は、召し上がる前に医師または薬剤師にご相談ください。

CLOSING NOTES まとめ

 

 

胎盤への関心は、古代エジプトや古代中国の記録にまでさかのぼると伝えられています。中国では「紫河車」として伝統医学の書物に記され、ヨーロッパでも古くから関心が寄せられてきました。日本では江戸時代の記録が残り、20世紀に入ると医薬品としての注射剤が開発され、一方で動物由来のサプリメントが食品として広まっていきました。

ただし、大切なのは「歴史がある=効果がある」ではない、ということです。古い時代の記述が現代における効果を裏づけるものではありません。歴史は歴史として味わい、製品の判断は現代の基準で行うこと。そして、医療機関で用いられる注射剤(ヒト由来の医薬品)と、サプリメント(動物由来の食品)を、はっきり区別することが大切です。

現代におけるプラセンタのサプリメントは、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを含む食品として、毎日の食事を補う栄養補給の選択肢のひとつ。長い歴史を持つ素材だからこそ期待が膨らみがちですが、健やかな毎日を支える主役は、いつの時代もバランスの取れた食事と生活習慣です。体調に不安がある場合は、医療機関にご相談ください。