入浴の仕方あれこれ ~湯当たりを防ぐ入浴方法~

皆さんこんにちは、入浴剤開発担当の佐久間です。最近は暖かくなってきたので、熱めのお風呂に入っているとのぼせ気味になってしまいます。という事で今回は、のぼせ、湯当たりを防ぐ入浴方法についてお話しします。

そもそものぼせは、お風呂に入ると身体が温まり、脳に大量の血液が流れる事で起こります。これがのぼせの原因で、この状態だと頭がボーとしてくると思いますが、そんな状態で急にお風呂からあがると、手足に血が流れるので脳へ流れる血流量が下がります。それにより、めまいが起きたり気分が悪くなったりなど体調不良が現れるので、のぼせには十分注意が必要です。

対策として、一番大切なことは水分補給です。入浴後だけでなく、入浴前にもコップ1杯の水分を取りましょう。また、空腹、満腹状態だと血液の流れが悪くなるのでのぼせやすくなります。

後は、入浴前に必ずかけ湯やシャワーで身体を湯温に徐々に慣れさせることが大切です。かけ湯の順番も、心臓に遠い下半身から初めて腕、首、背中、お腹、最後に胸という順番で行えば、急な血流の流れを抑えることができます。

ちなみに、入浴のイメージによくある「頭にタオルを乗せる」ですが、実はこれものぼせを抑える方法の一つです。頭に濡れタオルを乗せることで、一気に脳に血が流れるのを抑えることができます。同じ理由で、ちょっと強引ですが分割浴の最中に頭に冷水をかけるとのぼせ予防になります。その際はかけ湯と同じように、心臓から遠い位置から徐々に身体になじませましょう。