入浴の仕方あれこれ ~寒い季節はヒートショックにご注意を~

皆さんこんにちは、入浴剤開発担当の佐久間です。夜風が気持ち良い季節になり、お風呂上がりの外気浴も時間を忘れて楽しんでしまいます。さて今回は、これからの寒い季節で注意するべきヒートショックについてお話しします。

ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が大きく変化することが原因で起こる健康障害です。最悪の場合、失神や脳梗塞、心筋梗塞や不整脈などが引き起こされ、浴室で起きると転倒の危険や湯船で溺れるなど、命に関わる場合もあります。

特に寒い冬に起こる事が多いです。例えを1つ見てみましょう。

暖かいリビングから寒い脱衣所、浴室へ

寒い状態から湯船に浸かり、急激に体温が上がる

お風呂から上がり、寒い脱衣所へ

これだけ暖かいところと寒いところを行き来すると、血圧が急激に上がったり下がったりするので、ヒートショックが起こります。

実はこのヒートショックで年間なんと約2万人が死亡すると言われています。ちなみに、令和2年の交通事故での死亡者数は 2,839人で、ヒートショックによる死亡者数の方がはるかに上回っています。

対策としては、寒い部屋を作らないというのがあります。脱衣所にも暖房器具を置いたり、湯船も、シャワーでお湯をためる事で浴室の温度を上げる事が出来ます。また、入浴前や後、入浴中の飲酒は血圧を急激に変化させるので控えた方がいいでしょう。